●インターネットで出来ること:治験関係者編
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実用から趣味の世界まで by ホーライ
ホームページ>ホーライとデーモン部長のビジネス漫才(仕事がうまくいくコツ、秘訣、ノウハウ、ポイント)
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ホーライが普段、自分で使っているビジネスに役立つノウハウ、仕事がうまくいく秘訣、コツ | |
■ビジネス漫才のテーマ「部下のやる気を引き出す方法」 | |
■□■ 『チームワークを強化する方法』(1)■□■ チームとは、共通の目的、達成すべき目標、そのためのアプローチを共有し、連帯責任を果たせる補完的なスキルを備えた少人数の集合体である。 メンバーのタスクは現実には、複雑な依存関係になる場合が多いが、これらを典型的な関係に分類し、それぞれの特徴や、重要なポイントを知っておくことは、よいチームワークを維持するために役に立つと考えられる。 以下、代表的なものについて紹介する。 (1)加算型 メンバーは各々独立して仕事をし、その合計はチームの仕事量になる関係。テレアポをとるチームは、アポインター一人一人のアポイント量の合計が、チームの仕事量になる。大型店舗の販売員チームなどもこれに近い。 (2)分離型 メンバーは各々独立して同じ仕事をし、一人でも正しい結果が出たら、チームの目的が達成できる関係。トラブルの原因究明や、問題の解決などをチームで行う場合がこれに近い。 (3)結合型 グループのメンバー全員が自分の責任を果たして、はじめてチームの目的が達成される関係。 何人かで山登りをし、全員が登頂することがチームの目的達成というような場合であるが、実際の仕事では、このように全員が同じ仕事をするのではなく、分業していることがほとんどである。 その場合には、メンバー全員が、各々に与えられた分担を完遂することで、チームの目的が達成される。 結合型はさらに、メンバーのタスクの関係性に応じて次のように2つに分けることができる。 ここでは、結合I型と、結合II型ということにする。 結合I型は、自動車の製造ラインのように、前の工程の組み立てが終わったら、次の工程のメンバーに引き継いでいく、といったシーケンシャルな関係である。 結合II型は、あるメンバーの役割、仕事の内容や量が、他のメンバーの仕事の遂行によって、変わってくるという関係だ。 この型は、メンバーのタスクの関係性が、これまでで最も強いものになる。 もちろん、実際の仕事では、このよう型にきれい分類することはできない。 しかし、チームのタスクは、このような依存関係からなるサブタスクが組み合さってできており、それらをメンバーに割り当てることで、メンバーのタスクの依存関係に違いが生じる。また、チームのタスクが全体として、これらの依存関係のひとつに近いと見ることができる場合がある。 これに関して、面白い例を紹介しよう。 あるアメリカの研究者が、プロ野球とプロバスケットボールの分野で、全ての選手の能力について1〜10で評価を行った。その後、その点数をチームごとに合計し、それを元に各チームの次シーズンの成績を予想した。シーズンが終わって実際の結果と比べると、一方のスポーツでは結果の90%が予想どおりになり、一方では、35%しか正しく予想できなかった。 さて、読者は、どちらが野球、またはバスケットボールだと思うだろうか。 結果は、90%の方が野球であった。 このことから、野球チームの強さはバスケットボールに比べて、個人の能力の合計に、より近いチームタスクであるということができる。 確かに、野球チームでは、投球、打撃、捕球などのタスクはシーケンシャルにつながっている。 すなわち、結合I型に近い。一方、バスケットボールは試合中、他のメンバーのプレーに合わせて自分の役割を変えることが多い、すなわち結合II型に近いと言える。 これを知った筆者は、スポーツの個人賞を調べたくなった。 野球には、個人賞がたくさんあるのは読者の知るところだろう。 打者には、ホームラン王、打点王、首位打者、安打王、盗塁王、犠打王などがある。 投手にも、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率、さらにはセーブ王もある。 一方、日本のサッカーの個人賞を見てみると、得点王、MVP、ベストイレブンぐらいしかない。 サッカーが結合II型のチームワークだと考えると、スポーツにも、チームのタスクの依存関係にタイプがあり、それによって個人賞のありかたにも違いが出てくるということがわかる。 |
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■□■ 『チームワークを強化する方法』(2)■□■ 次に、チームのパフォーマンスというものを考えてみよう。 チームのインプットは、メンバーの能力と努力量であり、アウトプットはチームに課せられた課題の達成度と考えることができる。 「チームワークがよくなると、1+1が2にも3にもなる」と耳にすることも多いが、これを言い換えると、 チームのパフォーマンス>メンバーのパフォーマンスの合計 ということになる。 しかし、前稿でも紹介したように、期待とは違い、このようなことにはならないのである。 たとえば綱引きを数人のメンバーからなるチームで行う、こんな実験がある。 事前に一人ひとりのメンバーの引く力を測っておき、それを100%とする。 これを2人で引かせて、その力を測ると、2人の合計の93%になってしまうのだ。 3人では85%になり、8人で引くとなんと48%と半分以下になってしまうのである。 すなわち、チームのパフォーマンス<メンバーのパフォーマンスの合計となってしまうのだ。 このような実験は、運動能力だけではなく、問題解決など知的な能力についても数多くされていて、同様の結果となっている。 この例は、前出のチームタスクの分類でいうと加算型だが、分離型のタスクについても同様なパフォーマンスの低下が明らかになっている。 分離型の場合には、メンバーの一人でも解決できればチームとして目的の達成ができるはずである。 つまり・・・・・・ チームのパフォーマンス=最もすぐれたメンバーのパフォーマンス ・・・・・・ということになる。 しかしこれについても、期待を裏切る結果が出ている。 その実験では、被験者にまず個人でパズル問題を解き、回答を提出してもらう。 次に、5人のチームとなってチームとしての解を出す。 すると、最初に5人とも正解だったチームと、4人が正解で1人が間違っていたチームは、100%のチームが正解を出した。 しかし、正解者が3名いたチームが正解を出した割合は、100%には至らず96%であった。 さらに、正解者が2名のチームは92%、1名のチームは73%しか正解が出せなかったのである。 つまり、チームの中に正解者が1人いるにもかかわらず、正解を出せなかったチームが4つに1つあったわけである。 この現象は上記の式に反している。 『チームワークと仲良しとは関係がない』 目的意識を共有した時からチームワークがスタートする。 |
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■□■ 『チームワークを強化する方法』(3)■□■ あなたは自分の職場をどう見ていますか? (1) チームワークが良く、みんな仲良しである (2) チームワークは良いが、必ずしも仲良しとは言えない (3) みんな仲良しであるが、チームワークはあまり良くない あなたの職場は、この(1)(2)(3)のどれに当てはまりますか? まさか、 (4) みんなの仲も悪く、チームワークも良くない というようなことはないでしょうね。 チームワークとは何でしょうか チームワークとは何でしょうか? 判っているようで改まって聞かれると困ってしまいませんか。 チームとはある目的を達成するために集まった2人以上の集まりです。 将棋をするため、楽しむために集まった2人は仲良しも知れませんがチームではありません。 机を運ぶためという目的で呼ばれた2人は集まった瞬間からチームなのです。 ワークとは、既にご紹介したように、See→Think→Plan→Doの輪を回しながら仕事をすることです。 誰かが考えたことを、指示された通りにやらされているのは、レーバーであってワークではありません。 レーバーが仕事だと思っている人は、仕事の結果に責任を持ちません。 「結果が悪かったのは指示した方が悪い、自分はいわれた通りにきちんとやったのだから」と考えています。 チームワークとは目的を共有した2人以上のグループが目的達成のために、S→T→P→Dの輪を回しながら仕事をすることです。 |
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■□■ 『チームワークを強化する方法』(4)■□■ チームワークを良くするために チームの責任者になると、チームの状態が気になります。 集まりが悪い、話が活発化しない、仕事が進まない、仲が悪い−−など。 大抵の場合、まずコミュニケーションを良くしようと考えて、会食をしたり、レクリエーションをやったりしませんか。 ノミニケーションだけではチームワークは良くならない。 目的をもって集まったグループ(チーム)は、その目的にそった形で引張らなければ、決して活性化しない。 目的が難しいほどチームワークがうまくできる。 チームワークは目的が明確で、難しい方がうまく回ります。 メンバーが勝手に動いていても簡単にできてしまうような仕事ではチームワークを必要としないのです。 例えば、二人で荷物を運ぶ仕事を考えて見ましょう。 二人が上司に呼ばれて「このテーブルを物置に運んでくれ」と頼まれたとしましょう。 見ると一人で簡単に持てるような軽い小さなテーブルです。 こんな場合はチームワークを発揮する余地はほとんどありません。 どちらかが「俺がやっとくわ」と言ったら、「そんなら宜しく」で仕事が済んで終うのです。 「この机を物置に運んでくれ」と重そうな机を示されたら、二人で力を合せなければ運ぶことはできません。 どちらかがリーダーとなり、合図を出して気を合せなければ、持ち上げることもできません。 これがチームワークの基本です。 もっと重かったら、二人で相談して、手押し車など簡単な道具をつかうことも考える筈です。 ところが、とても処理できそうにもない大きな機械を「今すぐ倉庫に片付けろ」と言われた二人は、「今すぐと言われても、とても無理です」とことわってくるに違いありません。 目的の達成が不可能だと思ったら、人はあきらめてしまい動こうとしないものです。 目標は高い方がチームワークを発揮しやすいのですが、高すぎて目標の達成がとても不可能だとメンバーが感じたときから、逆にチームワークはがたがたになってしまうものです。 こんな場合は、チーム内の論議が、どうやって解決していくかの議論でなく、できない理由探し、責任逃れの悪者探しになってしまいます。 こうなったら、もうチームワークはどこかへ行ってしまい、仕事の成果は何も期待できなくなってしまうのです。 |
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■□■ 『チームワークを強化する方法』(5)■□■ チームワークと仲良しは関係がない メンバーの仲が良いに越したことはありませんが、チーワークはメンバーの仲の良さとは関係はないのです。 チームの他のメンバーの仕事が信頼できず、いつも気にしていたのでは自分の仕事にもミスがでます。 チームワークとはメンバー一人ひとりがチームの目的達成のために、皆でつくり、皆が承認した行動計画に従い、他のメンバーの仕事を信頼した上で、他のメンバーの仕事を視野にいれながら、自分の仕事をきっちりやっていくことです。 チームワークはチームワークすることによって、そのチームに生み出され、根付くのです。 1.働く人がレーバー化しているのをワーク化する 人のあらゆる活動の仕方は、観察すると外から見た形は同じでも、二種類の活動に分けられます。 ●レーバー:奴隷的・機械的活動。やらされている気持ちが強い。 ●ワーク :人間的・創造的活動。自ら目標を立てて実行できる。 2.「ワーク」とは その活動をしたいという目標を自ら立て、それを達成するために、自ら計画・実行し、その結果をみて、足らないところがあれば、さらにやり直してがんばるという活動の仕方です。 このような活動をすると、人間は生命の充実感を感じ、人間的活力、すなわち 苦難に耐える能力、創造的で進取的な態度、倫理的責任感などが高まってきます。 3.「レバー」とは 集団活動では、上司が図の点線から上の部分の目標の設定、計画の立案、評価の仕事を行い、部下は点線から下のように、上司の命令・指示通りに実行するだけです。 このようなレーバ的な活動の仕方は機械や奴隷、家畜の動きと同じで、人間はこのように活動させられると、人間は確実にダメになります。 仕事がつまらなくなり、無気力になり、あるいは、不信感、反抗心が高まっていきます。 4.チームのなかでこそワークできる チームワークを生み出す能力というのは、みんなと力を合わせて問題を解決する能力、もしくは、生きる能力といってもよい。 ワークは一人で勝手に活動する場合にはできるが、集団活動のなかではできるはずがないというのです。 価値観や個性のちがう人たちが、その個性にもとづいてワークをすれば、集団活動がバラバラになってしまう。 だから、一人のリーダーが一つの目標と計画をたて、それにしたがって各人をレーバーさせてこそ、集団(チーム)は成りたつのではないか。というのが一般的な考え方です。 集団活動を民主化すれば何とかなるのではないかと考え、会議方式を取り入れ、みんなで実効策を決めて実行しても、みんなが、おもしろくならない。 やっぱりレーバー的活動にしてしまう。 だから、集団活動の実績もさがってしまう。 どうやってみても、集団活動ではレーバーをせざるをえないのではないか。 しかし、世のなかには、数は多くないけれども、みんながすばらしいワークをしている集団活動が、現に存在します。 相対的に、みんなが心をかよわせ合い、活発に活動して実績のあがっている集団がある一方、そうではない集団がある。 チームワークという言葉があります。 この言葉こそ、みんながワークしている集団活動を意味し、また、そのような活動が、可能であることを示しています。 5.1+1 が 3 にも 4 にもなる チームワークとは、その集団を構成する一人ひとりがワークして、しかもバラバラになることなく、それどころか強固に団結し、たがいに助け合い、補完し合い、1+1が3にも4にもなるような力を出す集団活動のことです。 このことが成立するためには、その集団が達成しようとする個々の具体的な課題に関して、集団全員がその心の中に、「共通の目標」にあるような共通の目標をもつようにすることです。 目標は、あくまでも個人個人の主体的なものだけれども、それらを集団全体の目標として一つのものにすることができなければ、チームは決して成立しないのです。 |
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