●(4)効率の良いモニタリング方法を実践している |
*仕事のだんどりがうまい
*タイムマネジメントができている
*行動力があり、しかも素早い
*問題を拡大させない
*他人の知識、ノウハウ、パワーを利用している
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●だんどり力は「作業前」だけ? |
▼前準備・下準備の段取り
計画、立案、手順の決定、人材・資料の手配
▼作業中の段取り
作業時の動作手順の決定、人材・資料の使い方、作業や動作の点検と確認
作▼業後の段取り
結果の点検、段取りの点検、スケジュールの点検、作業後のフォロー
●段取りの7つの利点
1.仕事を効率良くこなせる
2.機械的に進行可能
3.ロスがない、締め切りに遅れない
4.仕事の全体像を把握できる
5.各作業の重要性や関連性が明白になる
6.アクシデントに柔軟に対応できる
7.仕事の見直しや改善に役立つ
●段取りをつける5つのステップ
1.作業をリストアップ
2.作業を分類・整理
3.作業手順の決定
4.段取りどおり実行
5.段取りを事後チェック
●「攻め」の段取り 「受け」の段取り
何か必要性が発生し、それを受けて行う「受け」の段取り
常に先へ先へと段取りしていく先攻型・先手型が「攻め」のだんどり
↓
「段取り」の基本は「攻め」の段取りにある。
状況の先を読み、それに備える。
⇒仕事のイニシアチブが取れ、時間にゆとりができる
●「攻め」の段取りのポイント
基本は・・・・
「やりたいこと」をするためにスケジューリングをする
先手必勝、前倒し
提案や企画は自主的に行う
定期的な仕事は早めに段取る
連絡は「待ち」より、こちから連絡する
その場主義で即断、即決、即行動
●段取りリストはMECEで
段取りリスト(作業リスト)は「もれなく、ダブリなく」
↓
MECEでリストアップする
Mutually Exclusive Collectively Exhaustive
漏れなく、だぶり無く
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●行動力をつける |
何故、行動できないのか?
▼何から手をつけていいか分からないので、行動できない
⇒優先順位をつける
▼「気が進まない」ので行動できない
⇒簡単なことから始め「達成感」を味わう
⇒弾みをつけて次の行動へ
▼考えすぎて、行動に移れない
⇒即断、即決、即行動を目指す
▼初めての仕事なのでやり方が分からない |
●エンパワーメント empowermentを発揮する |
本来持っている能力を引き出し,社会的な権限を与えること
能力開花
権限委譲・権限付与
Encourage(勇気づける)から来ている言葉
与えられた業務目標を達成するために、組織の構成員に自律的に行動する力を与えること。
ビジネスにおけるエンパワーメントの特徴は、「自律性を促し」、「支援する」ことにある。
「自律性を促す」とは、業務の遂行に当たって経営者やマネージャーが業務目標を明確に示す一方、その遂行方法については構成員の自主的な判断に委ねることをいう。
一方、「支援する」とは、具体的な指示や解決策を従業員に与えるのではなく、構成員自信が問題点を発見したり、不足する能力を開発したりする環境を整えることをいう。
この自律を促し、支援するといったことを上手に駆使しつつ、組織としての目標を達成するために発揮するリーダーシップをエンパワーメント・リーダーシップという。
エンパワーメントする部下の能力を見極め、適切な業務を設定することが非常に重要となる。
たとえば、部下の能力をはるかに超えた業務を任せた場合、いくら支援をしてもその部下は十分な能力を発揮することはできず、期待通りの結果を得ることは難しい。
人材育成にも繋がる |
●人に仕事を任せる7つのコツ |
1.自分でする作業と人に任せる作業を明確にする
2.仕事の目的とゴールを伝える
3.指示はできるだけ具体的に伝える
4.任せる作業の全体での位置付けを伝える
5.細部のやり方は任せる
6.まとまりのある仕事を任せる
7.時間・日程に余裕をもって任せる |
●V.後輩をスーパーモニターに育成している |
(5)マネジャーでなくても、後輩を育てている
必要な知識、スキル
モニタリングの知識、スキル
キャプテンシップ
エンパワメントの知識、スキル
OJT方法の知識、スキル
総合的なコミュニケーションスキル |
●2.スーパーモニターに必要な知識と修得方法 |
必要な知識と理解する方法
(1)GCPの基礎知識及びGCPグレーゾーンの解決方法
(2)最新の薬事法、ガイドライン情報の入手方法と理解方法
(3)浅く広い医学・薬学基礎知識と専門領域の深い知識の修得方法
●(1)最新の薬事法、ガイドライン情報の入手方法
厚生労働省の「法令等データベースシステム」を利用
大阪医薬品協会の「医薬品行政通知情報 」を利用(ただし、大薬協、東薬工の会員会社)
総合機構の「ICH情報」
業界内より
Ikojiの部屋⇒http://members3.jcom.home.ne.jp/yrq01133/index.html
●(2)GCP等のガイドラインの基礎知識の学び方
原則を見抜く、探す、作る
俯瞰する(フローチャートを探す、作る)
個々の条文の存在意義を考える
↓
講師を務める
↓
実践する
●(3)最新の薬事法、ガイドライン情報の理解方法
理解方法
目的を把握する
自分の仕事とどのように関わってくるかを考えながら読む
あらたな課題、問題、仕事が発生しないかを考えながら読む
説明会(有れば)に参加する
チーム勉強会の講師になる
●(4)GCP等のグレーゾーンの解決方法
既存のQ&A集に答が無いか探す
既存のQ&Aから応用する
原理・原則から考える
他のガイドラインに答が無いか探す
業界内の情報を入手する
チームで考える
●(5)浅く広い医学・薬学基礎知識の修得方法(1)
専門家以外にむけた参考書を読む
「ナースのための薬理学 」
「薬剤・検査データの読み方 改訂4版 薬剤師のための臨床検査の知識 」
「10年試験対応 MR認定試験年度別過去問題集 」
「薬学生・薬剤師のための知っておきたい病気100 」
「薬学生・薬剤師のための 知っておきたい医薬品選600 」
各種ジャーナルを読む
「臨床医薬」(臨床医薬研究協会)
「医薬品研究」(日本公定書協会)
「医薬ジャーナル」(医薬ジャーナル社)
↓
知識だけでなく、経験(バーチャル)も補える!
●(6)専門領域の深い知識の修得方法
成書を読む
そこで紹介されている専門書、論文を読む
学会に参加する
医師に質問する
チーム勉強会を開く(講師を務める)
●(7)治験、臨床試験の深い知識の修得方法(1)
各種学会、セミナーに参加する
臨床薬理学会
公定書協会、薬剤師会や看護協会等の主催の治験、臨床試験のセミナー
総合機構の「新薬の承認審査に関する情報」の頁を活用する
http://www.info.pmda.go.jp/shinyaku/shinyaku_index.html
↓
担当領域、領域外の治験について多くのことが学べる
非臨床試験⇒臨床試験⇒申請概要⇒審査報告書
データの読み方、当該疾患領域の情報、GCP違反の例
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●3.スーパーモニターに必要なスキル・能力をどう磨く? |
必要なスキル・能力とは?
予見スキルの磨き方
ロジカルな問題発見スキルの磨き方
ロジカルな問題解決スキルの磨き方
●予見スキルの磨き方(1)
1)過去の事例を学ぶ(監査指摘事例など)
自分の担当プロジェクトに当てはめると?
2)一般的な「ミスに関する法則」を学ぶ
ヒヤリ、ハットの事例から学ぶ
忙しい⇒確認不足
間違いやすい(ミスしやすい)表現
操作が煩雑
知識不足
慣れていない(初心者)
3)上記の1)、2)を担当治験、プロトコルに当てはめる
4)初心に戻ってプロトコルを読む
5)担当外のひとにプロトコルを読んでもらう
6)ミスが発生しやすい個所、逸脱が発生しやすい個所はどこか?という気持ちで読む
批判的な見方も時には必要
|
●繰り返しますが・・・・・・ |
スーパーモニターの要件
あたりまえのことを
徹底的に(中途半端ではない)
いつでも(たまたまではない)
どこでも(やさしいところだけではない)
やっている、という状態
●どんな治験でもモニタリング及びCRFの質が高くスピードも速い
●どんな治験(プロトコル)でも、モノにするコツをつかんでいる
●どこがネックかを把握する能力に長けている
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●アクションラーニング(1) |
実際の業務上の課題に対して、参加者が自ら解決策を考え、実行・検証・問題解決を行うことで、個人、組織として学習し、組織能力の向上につなげる一連のプロセス
↓
現場を離れて設定された学習の場で
現場での現実的な問題・課題について検討し解決策を生み出し
次にそれを現場に戻って実践し、再び現場を離れた場で検証を行い、新たな解決策を生み出す
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●熱意あるモニターを育てる(1) |
熱意あるモニターが治験を動かす
熱意はどこから生まれるか?
熱意を生み出す方法は?
あなたはどんな時に「熱意」を持って行動しますか?
あなたはどんな時に「熱意」を感じますか?
▼もっとも役立つ質問・・・・
*「強み」と「弱み」
*引き金(トリガー)
*個人特有の学習スタイル
*ここ3ヶ月で、仕事がいちばん楽しかったのはいつか?
*そのとき何をしていたか?
*何故それがそんなに楽しかったのか?
▼もっとも役立つ質問
*「弱み」
*ここ3ヶ月で、仕事がいちばん辛かったのはいつか?
*そのとき何をしていたか?
*何故それがそんなに辛かったのか?
▼もっとも役立つ質問
*「引き金」
*いままで一番うまくいった上司との関係は?
*何故、うまくいったのか?
*今までに褒められたり、認められたりしたなかで一番心に残っているのは?
*何故、それほど心に残ったのか?
▼もっとも役立つ質問
*「独自の学習スタイル」
*これまでの仕事で、いちばん何かを学んでいると思ったのはいつか?
*何故、多くを学んだのか?
*あなたにとっていちばんの学習スタイルは? |
●スーパーモニターに成る方法 |
▼個人として・・・・・・
*基本は「あたりまえ」のことを徹底的に
*プラスαとして、どんな治験でも「モニター」として高レベルでこなせる訓練を普段から
*組織の一員として
*チーム、組織を巻き込みながら治験の質とスピードを求める
*人材育成を行っている
*ティーチング、コーチングを区別し、活用する
*熱意あるモニターを育てる質問をする
*自分の仕事振りを観察させる
*組織の一員として
*現場の問題解決を率先して解決するチームを作る⇒学習する組織作り |
■スーパーモニターになる方法、スーパーモニターを育てる方法の1へ |
■「モニターへの道、モニターの勉強法」も参考にしてください。 |
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