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■インターネットで英語をものにする |
●まずは耳を鍛えよう!
『国際共同治験』や『新薬の世界同時開発』が普通になってきた昨今では、英語は「モニター」にとっても、必須スキルだ。
実際、僕が勤めていた「国内製薬会社」であっても、アメリカの支店とテレビ会議を結び、新薬の開発状況の検討を英語で行っていた。
今や、国内製薬会社だろうが、内資系CROだろうが、関係無い。(外資系の製薬会社やCROはもちろん、言うまでもない。)
CRFを英語で作成することを求めている治験も増えてきた。
そんな時、医学英語などの専門英語も必要だが、一般的な英語能力も求められる。
たとえば、有害事象の「胃潰瘍」は英語で「gastric ulcer」であることなどは、ここで調べられる⇒「MEDO 医学英語」のサイト
上記のサイトで医学英語などは調べられるが、SDV(直接閲覧)などの時には、この程度の専門英語は知っていないと、やってられない。
さらに、「胃潰瘍は会社でのストレスによる」なんてことを英語でCRFに書いてもらったら、それが正しいかどうかをチェックする能力がモニターには(CRCにも)求めらている。
そこで、英語の勉強方法だが、僕は以下のような方法で自分も学んだし、今は、会社で毎週1回、以下の方法で研修の講師もやっていて、受講者から評判がいい。
英語の勉強方法(特に『会話で英語』を使う場合。
まず、日本人は圧倒的に「耳で聴いて分かる英単語」が少ない。
だから、ちょっとしたビジネス英会話の時にでも、すぐに頭が反応しない。
頭が英語に無条件で反応するためには、「耳で覚えた英単語」が必要になってくる。
ネイティブが発音する英語を耳で覚えるのが先決だ。
僕がビジネスで英会話を使うようになったばかりの頃、会議の冒頭で必ずドイツ人のボスが「祭り(festival)」というので、なんで「祭り」が出てくるのだ?と思ったのだが、英語に慣れてきて分かったのは「まず最初に(First of all」と言ってるのだと分かって自分で失笑した。
「ファーストオブオール」が「フェスタブル」に聞こえたのだ。
というように、ごく簡単なことすら、耳が「英語耳」になっていないと、英会話が成立しない。
まずは、ひたすら英単語、イデオム、会話を耳から聞きまくろう!
その時に、どこまでできたら良しとするかだが、僕たちは「book」や「dog」と聞いた場合、それをいちいち「本」だとか「犬」だとか日本語に訳さなくても理解できる。
ビジネス英語の必須単語は全て、この程度にまでもってくる必要がある。
たとえば「contract」と聞いた時に「え〜〜っと、確か契約だな」などと日本語に変換しなくても「コントラクト」をそのまま会話の中で理解できるようにする必要がある。
このためには必ずCDで英語の発音が聴ける参考書を購入する。
おすすめは次のようなものです。
●「DUO」・・・これを必ずCDとセットで購入する。(現代英語の重要単語1600+熟語1000を重複なしで560本の基本例文に凝縮。標準レベルの単語集+熟語集1冊分の熟語が完全にマスターできます。 )
■アマゾン⇒DUO 3.0
■楽天⇒DUO 3.0
この教材の素晴らしい点は簡単なフレーズ1文を覚えることで単語やイデオムを3〜5個、覚えられることだ。
通勤電車の中で聴きまくろう!
●口で英語フレーズを覚えよう!
ポイントは頭で英語を覚えるのではなく、『口で覚える』ことです。
以下の基本フレーズ集を使って、1つのフレーズを50回程度、音読して覚えます。
「音読」を侮ってはいけません。
英語は「口」で言うもので、あり「目」で訴えるものではありません。
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★英会話ペラペラ練習帳
上記の本が終わったら、次はこの本を覚える。
この本を覚えたら、あとは、お好きなビジネスシーン別の英語フレーズ集や海外旅行用フレーズ集を覚えると、これで万全です。
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●50のフレーズで500通りの表現をモノにする英会話ペラペラ練習帳
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上記の基本フレーズを耳と口で覚えたら、次はビジネスシーン別に頻出するフレーズを覚えるとよい。
おすすめビジネス英語をモノにする実践的フレーズ集 |
基本フレーズを覚えたら、今度はビジネスのシーンごとに決まり文句があるので、それを覚えると実際の会議などでは楽になる。
例えば、次の本が参考になります。(いずれもホーライが使って超良かったものを紹介します。)
以下のフレーズ集は簡単な50のシンプルな表現だけで、「それなり」の成果を出します。
まずは、この必須50のフレーズを覚えれば、たいていの会議、プレゼンはこなしていけます。
超〜〜〜おすすめ!です。
★★ 会議編 ★★
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●50の超シンプル表現だけで乗り切れる速効ビジネス英語 会議編
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●速効ビジネス英語(会議編)
会議に必要な英語50表現を、集中訓練できるようにまとめた本。
50表現を「会議開始」「案件説明」「質疑応答」「会議討論」「会議のまとめ」の5PARTに分類して収録。
「50表現英語」シリーズは、ウェルズファーゴ銀行とメリルリンチに勤めた経歴を持つ韓国きってのビジネス英語講師Steve Jungが、会議、ディスカッション、プレゼンテーション、Eメール、面接の分野別に選び抜いた50表現を、集中訓練できるようにまとめた本である。
英語の業務に最低限必要なこれらの表現を、覚えて使いこなすことで、あなたの英語コンプレックスはきれいに解消するだろう。
★★ プレゼン編 ★★
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●速効ビジネス英語(プレゼンテーション編)
プレゼンテーションに必要な英語50表現を、集中訓練できるようにまとめた本。
進行表現14、プレゼンテーションの基本的な内容を英語で説明するための「骨組み」表現26、会社紹介にすぐ使える表現10を、それぞれ三つのパートにわたって収録。
★★ ディスカッション編 ★★
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●速効ビジネス英語(ディスカッション編)
ディスカッションに必要な英語50表現を、集中訓練できるようにまとめた本。
50表現を15セットに分け、一つのセットがそのまま一つのミニ・ディスカッションになるように配置。
あなたはディスカッションで、「重要な点を見逃していませんか?」と英語で反論できますか?
―こうした言葉の引き出しを準備しておけば、英語のディスカッションに、積極的に参加できます。
ビジネスパーソンの英語コンプレックスを痛快に解消してくれる本。
上記のこの3冊をマスターすれば、まずはビジネスにおける英語はとことん行ける。
これらに出ている超シンプルな表現を知っているかどうかで雲泥の差がでること間違いない。
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■NHKラジオ番組で英語を極める |
治験担当者の英語の勉強方法
明日から国際共同治験のプロジェクトマネジャーです、と言われて、「はい、明日から英語ですね」というわけにはいかない。
英語は必要となった時に1時間でできるようになる性質のものではない。
普段から少しずつ英語の勉強が必要となる。
毎日、30分でいいので、英語の勉強をする。
何から始めるか?
まず、英語のボキャブラリーを増やす!!
TOEICで700点未満の人は圧倒的に耳で分かるボキャブラリーが少ないのだ。
さらに耳を英語に慣らし、口から英語を出すことに億劫がらないような勉強(訓練)する。
英語のボキャブラリーを増やしつつ、耳を英語に慣らすためには「DUO 3.0」がいいし、口から英語を出すには「必ずものになる 話すための英文法 Step 5 [中級編I] (CD1枚付)」がいい。
さらに、もし時間がある場合は、『音読』をする。
僕は毎週水曜日はノー残業ディーに個人的に勝手にして、その日は早く帰り、英語の勉強に1時間あてた。
また、日曜日の1時から2時までも英語の勉強にあてい、NHKラジオの「やさしいビジネス英語」を1週間分聴いた。
今なら「実践ビジネス英語」の再放送が日曜日の午前10:30〜11:15(3日分をまとめて放送)なので、それを聴いてもいい。
少しお金をかけるならば、毎月NHKラジオの英語のCDを買って、通勤時間に聞くというのもいい。
また、インターネットでも放送が聞ける。
↓
http://www.nhk.or.jp/gogaku/english/business2/
「実践ビジネス英語」はかなり上級なので、英語初心者は「入門ビジネス英語」で上記と同じ方法をやってもいい。
ちなみに、僕は会社で、このラジオ番組「入門ビジネス英語」のCDを使って、毎週1時間、英語研修を行っています。
(1)やり方は、まず日本語を見ないで耳だけを頼りに英会話をリスニングします。
(2)次に、文字を見ながら音声を聞き、単語やイディオムがどのように発音されているかを確認します。
(3)それからやっと、英語を1文ずつ日本語に訳していきます。
(4)日本語訳で意味が分かったところで、もう一度、文字を見ないで音声だけをリスニングして「場面」が浮かんでくるか、意味を理解できるかチャレンジします。
この時の注意点ですが、けっして「日本語に訳さない」ということです。
英語をまるごと英語のまま理解するよう努めます。
これが、実践に英会話は欠かせないスキルになります。
ビジネスで英語を使う場合、いちいち日本語に訳している時間はありません。
英語を英語のまま理解するスピードが求められます。
(5)さて、さらに今度は「入門ビジネス英語」の会話を1文ずつ音読します。
(6)それが終わったら、今度は最初から最後まで、通して音読します。
(7)次に、「今日の重要表現の練習」や「その他のフレーズ」を音読します。
(8)ひととおり、1日分の勉強をしたら、もう一度、今日の会話を音声だけを頼りに理解します。
(9)それが終わると、また、最初から最後まで音読します。
(10)最後に、音声だけを頼りに理解できるか確認します。
・・・・・というように、ひたすらリスニングと音読を繰り返します。
これをやると、たった1回の研修の最初と最後で、自分のリスニング力に違いがあることが実感できます。
1時間の英語研修の中で、リスニングを5回以上行い、同じ文章を3回以上、音読します。
しつこいぐらい、これを繰り返しますので、「いやでも」英語のスキルが上がります。
「英語」は「学問」でありません。あくまでもコミュニケーションの「道具(ツール)」です。
要は、その道具の使い方の習得に努めればいいのです。
そして、これを1年間、続けます。(毎日できれば半年でも、グンと能力が身につきます。身についたことが実感できます。)
最初は英会話がただの「音」でしかなかったのが、ある日、急に「あ!聞き取れている!」ことに気づきます。
この「開眼」は、他の人も、みな体験しているようです。
あなたも挑戦してみますか?
『やさしいNHK』の過去のCDと資料もアマゾンで購入できるので、チャレンジしてください。
僕は会社で「NHKラジオビジネス英会話-高橋修三ヘッドハントされる (NHK CDブック)
」さんシリーズも使っています。
(楽天⇒【送料無料】NHKラジオビジネス英会話ー高橋修三ヘッドハントされる
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■インターネットで英語を学ぶ際に参考になるサイト |
さて、インターネットで英語を学ぶ方法だが、とりあえず、NHKの『ゴガクル』を活用しよう。
たとえば、ビジネス英語で使えるフレーズが紹介されているので、それを制覇しよう!
↓
●NHKの『ゴガクル』
その他に、以下のサイトも役立つ。
↓
●TOEICに強くなる本、参考書、問題集
●英語の達人になる
●スペースアルク
●ビジネス英語豆辞典
●YHOO! TOEIC対策のページ
●FREE MEDLINE 日本語ゲートウェイ
●The New England Journal of Medecin(日本語のアブストラクト)
●メディエイゴのサイト
メルマガにも英語の学習に役立つものが多い。
たとえば、次の2つは出色だ。
●メディエイゴのメルマガ(医学英語が学べる。超おすすめ!)
●時間のないあなたに!即効TOEIC250点UP
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■英語スクールなどを検討する |
インターネット上でも、また、オフラインでも世の中には数多くの英語の学習手段があります。
その中から、自分に適した英語学習方法を検討してみましょう。
インターネットを利用したe-ラーニングやオンライレッスンは時間の都合がつくときに実践すればいいので、便利です。
僕自身は町にある英会話スクールと会社が用意した英語レッスン、そしてe-ラーニングで英語の勉強をしました(させられました)。
その経験から言うと、英会話スクールに1週間に1回行くだけでは、当然ですが、そんなに英語の能力はあがりません。
毎日、英単語やイディオムを覚え、TOEIC用の問題集をやり、基本フレーズを覚えていきました。
あたりまえですが、英語がモノにできるかどうかは、あなたのモチベーションしだいです。
以下に英語をマスターするためのプログラムを紹介します。
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