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5.「軌道修正」をやり遂げよう |
■ 「今がラストチャンス」と考えよう
ランクアップは加速すると説明しましたが、スタートラインの前で躊躇されている人がいるかもしれません。
今の自分を変えたい、もっともっと成長させたいという気持ちは誰にでもあります。
けれども、そこにはっきりとしたスタートラインがなければ、いくら自分で「ドン」と号令をかけても走り出せないことがあります。
非常に気弱な言い方をすれば、私たちはその気になってすぐに動かないし、切羽つまったものがなければつい、「いずれそのうち」と言いかねないのです。
そこで、ひとつの考え方を提案します。
それは、「今がラストチャンス」と考えることです。
そう考えたときに、初めて「こうしてはいられない」「このままではいけない」という強いモチベーションが生まれてきます。
問題はこの「ラストチャンス」をどこまで真剣に受け止めるかということでしょう。
「もうちょっと様子を見てからでも遅くない」とか、「チャンスはまだある」と最初に考えてしまえば、結局、今日からランクアップのために何かを始める気持ちもなくなるからです。
実際、四十代、五十代を迎えたときに、「なぜ、あのとき」と悔やむ人がいます。
「なぜあのとき、思い切って飛び込んでみなかったのか」と、せっかくのチャンスを指をくわえて見ていただけの自分を歯がゆく思う人がいます。
同じことがどんな年代にも当てはまるのです。
二十代にも、三十代にも、四十代にも「今がラストチャンスかもしれない」と思う瞬間があります。
その瞬間が、実は「今」なのだということです。
あなたがどういう年代、どういう状況にあったとしても、自分の人生を大きく軌道修正できるとすれば「今がラストチャンス」です。
■ 「その日」に備えて今からランクアップさせよう
今、自分がいる場所から動けないと思えば、先が見えたように感じて当然です。
今の自分が変わらないと諦めてしまえば、自分を成長させる意欲の持ちようがありません。
しかし、今がどういう状態であっても、大きく軌道修正してこれからの人生に今までと全く違う目標やイメージを持つことは可能です。
大事なのは大きな軌道修正を目指すことです。
今の仕事や職場に満足し、その中でランクアップさせようと考える場合でも、今までと同じやり方や目標にこだわる必要はありません。
大きな変化はまだ先のことかもしれませんが、軌道修正は今始めていいのです。
というより、今から始めなければ何ひとつ、変化は起こりません。
「その日」を迎えるためには、ランクアップは既に始まっていなければならないのです。
■ 得意なもので勝負する生き方
大きな軌道修正を目指すときに、自分が本当に得意なものは何なのかを考えることも必要です。
というのは、頑張っているつもりでも、それがもともと不得意な分野なら、最初から大きなハンディを背負っていることになるからです。
努力すればそこに留まることは可能かもしれませんが、苦しんで苦しんで仕事をしているうちに最初の憧れが色あせてくることもあります。
そうなると、ただの惰性で続ける仕事になってしまいます。
そんなとき、仕事の向き不向きは案外、自分でも気がつかないことが多いと考えてみてはどうでしょう?
得意なことや楽しくできることは、それだけでも性分に合っています。
仕事として選んだ場合でも、気持ちを伸び伸びさせて働くことができます。
しかも余裕を持って仕事ができます。
得意とか楽しいというのは一番ストレスの溜まらないことですから、仕事全体を見渡したり、計画を立てたり、様々なアイディアを試してみることができます。
職業として、こんなに合ったものはないはずです。
そういう視点で、今までの自分を振り返ってみるのも大切です。
案外、宝物を見落としているかもしれないのです。
■ 今、ここから始めると決めよう!
大きな軌道修正のスタートはいつも「今」だと思いましょう。
決心より先に、まず動いてみることです。
動いてみれば、自分の行動が目指すものが具体的になってきます。
誰かに相談してもいいでしょうし、様々な本やインターネットで情報を集めるのもいいでしょう。
手始めにやれることならいくらでも有ります。
「目標を具体的に決めてから」といったところで、動かなければ具体的になりません。
頭の中で考えても現実は何ひとつ変わらないし、言い逃れだけはいくらでも浮かんできます。
自分をランクアップさせる最大の壁も、このスタートにあります。
そして、今すぐ始めることが一番簡単な解決法なのです。
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何をやってはるんですかねぇ。
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■参考になるサイト |
●コラム:自分戦略を考えるヒント(1)
↓
http://jibun.atmarkit.co.jp/ljibun01/column/horiuchi/horiuchi01.html
●「自己成長」の三つの方向性
↓
http://www.keiomcc.net/terakoya/2008/12/report70.html
●社員50人に「俺のこと、どう思う?」と聞き回った社長
理想のリーダーは“自己肯定・客観視”タイプ
↓
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090410/191555/ |
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